オープンカー4人乗りを家族用の車に使って、7年以上になります(2024年現在)。
(ビートルのカブリオレを1年、BMW650のカブリオレを5年くらい、ベンツC180カブリオレを2年くらい)
この記事では、メリットについてお話します。
オープンカーについての全体的な記事はこちらの記事になります。
私もオープンカーを家族用の車として買うまでは、まったく興味はありませんでした。
しかし、家族用の車はオープンカー以外の選択肢はないと思うくらいです。
その理由についてお話します。
正直、なぜ、みんな買わないのかなと思うくらい不思議ですが、おそらく見た目がレジャー用だと思われているかなと思います。
一言でいえば同じところを通るのでも、見える景色が違います。
見える景色や感じる空気が違うということは、気持ちが変わるということです。
見える景色が違う、その場の空気を感じる
普通の車で、屋根の一部だけが窓になっていて開くものがありますが、あれは全然気持ちよくないです。
私もオープンカー以外の車に乗っているときについていましたが、何の意味があるのか全くわかりません。
車は、部屋のようなものですので、基本的には外とは遮断された空間になります。
オープンカーは屋根ごとがすべて開きます。
そして、フロントウインドウ以外すべての窓が開きます。
案外気づかれませんが、後ろのリヤウインドウも開きます。
渋谷や銀座を走る
渋谷に行けば、渋谷の夜景やその都市の空気感を楽しめます。
東京には東京の独特の雰囲気があります。
渋谷などの都心はやはり夜が一番気持ちが良いです。
そして、人も多いですから割と視線を集めてしまうこともあります。
以前、渋谷を走っているときに、外で売り子をしている携帯ショップの販売員の人が拡声器をもって、
「それはなんていう車ですか~?カッコイイですね~!!」
と呼びかけてくれたことがあります。
妻は娘に「ほら、手を振って」と言っていましたが、娘も恥ずかしがってみんなで無視という状態でしたが(笑)
オープンカー自体、それほど多く走っていませんので、みんななんの車だろう、と思われることが多いんです。
街で走っていて、ウチと同じ車とすれ違うことはまずないです。
山を走る
山に行けば森林のかおりとともにひんやりしたその感覚を肌で感じることができます。
動物がいると焦ります。
山に行くと良くいるじゃないですか。
ガードレールの上に乗っているサルが。
あと、タヌキだとかいろいろな動物を見つけやすいのも視界が広いオープンカーならではです。
山は昼間も夜もいいです。
夜は、予想はつくと思いますが、天気の良い日ならばそのまま真上が星空になります。
運転している人は見ることができないのですが、すんだ空気を感じることができます。
星だけでなく、月などもとても大きく見えます。もちろん、本当はオープンカーであろうとなかろうと月の大きさは変わらないはずですが感覚的にそう見えます。
天気の悪い霧が出ているときも気持ちが良いです。
あの湿ったひんやりした山道にはその良さがあります。
もともと、2ドアの車の場合、エンジンの出力が大きいことが多いので本領発揮をするところもあります。
首都高速を走る(実は会話もできます)
高速道路の場合、窓を閉めていれば、上を開けていても後ろの人と会話はできます。
買う前は、オープンカーは高速道路では会話できないと思っていたのですが、この点は意外でした。
高速道路で窓を開けていていると、これは屋根を閉めていても逆に会話が難しくなります。
恐らく、そのあたりはそういった設計になっているのだと思います。
普通のオープンカーでない車もそうだと思います。
普通に首都高速のC1あたりも気持ちが良いですが、ベイブリッジやレインボーブリッジなども良いです。
もともと景色のきれいなところを走ると、窓からの景色だけではなく、天井がない景色というのは全く異なります。
ちなみに、トンネルの中などは排気ガスで臭いのではと思われるかもしれませんが、特にそういうことはありません。
連休中の大渋滞には、冬にトンネルの中で渋滞すると「トンネルの中って暖かいんだねぇ」といういらない知識が増えます。
海を走る(夏の昼間は絶対に開けない)
イメージ的にオープンカーというと夏というのがあるかもしれません。
実は夏の昼間は絶対に開けることができない時間帯です。
夏は夕方から夜にかけてが最高の時間帯です。
春や秋であれば気持ちが良いです。
海とオープンカーは似合いますが、実は実際はそうでもないのかなと思います。
普通に近所を走る
夜や、春や秋であれば、基本的に大体上は開けています。
普通に気持ちが良いから開けている、という感じです。
虹が見えたりするのもオープンカーだと気づきやすいです。
気持ちが良いだけでなく、車酔いをしにくくなるということもあるようです。
車酔いしやすい人が家族にいる場合は、案外重要なことに思います。
気持ちが変わる
オープンカーの一番の醍醐味(だいごみ)はこれかもしれません。
人の気持ちというのは環境で変わります。
オープンカーというのは、ある意味、いつもの景色を非日常にしてくれます。
自然を感じると気持ちも晴れるという部分もあると思います。
たった、屋根があるかないかで、人の気持ちが晴れたりするという効果があります。
とにかく、広いんです。
見える景色がです。
都心に行くと、SKYバスというような屋根の開いたバスがありますが、あれも同じ効果があるのだと思います。
電車も飛行機も基本的に多くの乗り物は屋根があります。
屋根のない動力のついた乗り物というとオープンカーしかないかもしれません。
オートバイもありますが、オートバイは、軽装で乗るのはあぶなそうで、ヘルメットをかぶらないとならないですし。
飲み物をのみながら、みんなで旅行などの移動を楽しめる屋根のない唯一の乗り物かもしれません。
今、書いていて初めて気づきました。
それがオープンカーが特別な理由なのだと思います。
走っている場所をすぐ近くにリアルに感じるからこそ、その移動がイベントになります。