オープンカー4人乗りで新車で購入できる車種 最新2025年1月(2)→BMW

オープンカー4人乗りで新車で購入できる車種の第2弾です。

新車で購入することのできる全体のリストはこちらになります。

この記事はBMWについてになります。

BMWは私も3台乗り継いでいますので割と身近な車です。
以前、650iのカブリオレに乗っていました。
しかし、6シリーズのカブリオレも終了し、2,8シリーズも販売終了したのでだいぶBMWのカブリオレもなくなってきました。

広さや使い勝手、走りについて、それぞれの車種についてコメントしていきます。

オープンカー4人乗りで新車で購入できる車種→BMW

⑤220i カブリオレ(販売終了)/440i カブリオレ/840i カブリオレ(販売終了)

BMWを乗ったことがある方ならご存じかと思いますが、国産車から乗ると、足回りも固く、ハンドルの遊びがあまりない車に感じます。
あと、ブレーキの利きが結構強く、高速道路などでも安定したどっしりした感じを受けます。
ブレーキの利きが強い分、ブレーキダストでアルミが黒くなりやすいです。

故障率については、国産モデルに比べるとやはり多いかなとは感じます。
新車登録から6,7年を超えてきたあたりからです。
車種ごとのウィークポイントがあったりするようです。

エンジンオイルが垂れてきたり、オルタネーターが故障したりとかですね。
特にエンジンオイル系は今まで乗った3つのBMWすべてで起きたように思います。

どれも街の専門店での修理費は10万~20万程度で修理をすればそのあとは問題が起きていません。

車の警告がでたら直すという感じです。

ただ、BMWのディーラーに持っていくとかなり高くなるので、保証が切れたあとなどは街のBMW専門店に出すと安くすみます。

BMW 220i カブリオレ/BMW 220i Cabriolet(販売終了)

特徴

※2025年時点では販売されておりません。2021年の販売時の内容ですので、中古車を購入する際にご参考されてください。

BMWやベンツは全般的に国産よりも太目のタイヤをはいていることが多く、M Sportsモデルでは、フロントのタイヤ幅225[mm]のリヤのタイヤ幅245[mm]です。
M Sportsモデルは基本モデルと足回りが異なります。
実際、車高もLuxuryモデルより1cmほど低くなっています。

M Sportsモデルはコーナーを楽しむことができる車です。
足回りが固めになっています。(ゴツゴツした感じ)

寸法についてはLuxuryモデルです。
全長は4440mm(約4.4m)です。トヨタのプリウスが4575mm(約4.6m)より13.5cmほど短いです。
全幅は1775mmですので、プリウスが1760mmですのでほぼ同じ感じです。
全高は1415mmです。プリウスが1470mmなので5.5cmほど低いです。

排気量は1998ccですので、先に挙げたMINI クーパー、JEEP ラングラー、シボレー カマロと同じく2リッターですね。
ターボを積んでいるわけではないので出力は184PSと、他のモデルに比べるとだいぶ低く出ています。
車重は1650kgですので、カマロと同じ感じです。

これはちょっと、BMWの中では快適とは言えない出力だと思います。
パワーウエイトレシオ(車重÷馬力)は約9.0kg/PSです。
維持費も安く、手軽にオープンカーを楽しむ、というところでしょうか。

トランク

幌を開けた状態で280リットルです。閉めると335リットルになります。
必要最低限の大きさだと思います。

普通のセダン(4枚ドアの車)などに比べるともちろん、だいぶ小さいです。
2018年のトヨタクラウンで431リットルあります。

この手の車は基本的にFR(前エンジン、後輪駆動)ということもあり、トランクが短くボンネットが長いことが多いです。

燃費など

15.8km/リットル ということですが、これは相当良いです。
実走行にするために0.7くらいをかけても10km/リットル以上は走るということでしょう。

この車重でよく出していると思います。
良くも悪くもターボをつけていないので馬力を犠牲にしてはいるけれども燃費重視で設計されているのだと思います。

走行しながらでも時速50km以下なら開閉できます。

新車についてくる保証は3年間の走行距離無制限です。

先のJEEPラングラーやシボレーカマロと同じ価格帯で631万円からとなっております。

BMWの中でこの上になると440iのカブリオレで1000万円近くになりますのでこのモデルはだいぶ価格もおさえています。

BMW 440i カブリオレ/BMW 440i Cabriolet

特徴

M4もありますが、440iについて書きます。

以前はオープンカー4人乗りでは珍しく、メタルトップ(金属の屋根)のモデルでしたが、2024年のモデルチェンジでソフトトップになりました。
幌だと洗車機に入れることを躊躇(ちゅうちょ)する方も多いと思いますが、私はBMWの時もベンツの時も気にせず入れています(笑)。

一つ特徴として、220iもなのですが、後部座席でも椅子から天井までの高さが895mmあるのは運転席975mmに比べても割と高く取られています。

全長は4640mmです。220iより20cmくらい大きくなっています。
ただ、それでもカブリオレの中ではやや小型かもしれません。

排気量が2997ccと3リッタークラスで、ツインターボを使って先代モデルは326PSでしたが、それが387PSになり、十分な馬力があるといえます。

先代がパワーウエイトレシオ(重量÷馬力)は、1880kg÷326PS=5.76kg/PSでしたが、
今回は、1880kg÷387PS=4.86kg/PSですので、これは速いです。

トランク

オープンカーの宿命ともいえますが、屋根を開けた状態の場合はトランクは犠牲になります。

屋根を開けた状態で300リットル、閉じた状態で385リットルになります。
ハードトップの時に比べて、若干広くなりました。

屋根を閉じた状態で、ということであればオープンカーの中では広い方です。

屋根やハードトップ(金属)のモデルは本当になくなってきました。

燃費など

11.1km/リットルとのことです。
ここ近年でもだいぶBMWの燃費が良くなったように思います。
先代が12.3km/リットルですから、速くなった分、燃費を犠牲にしたというところですね。

ターボを使って3リッタークラスで出力を出すようにしています。
同じクラスのベンツなども小排気量でターボと組み合わせているのが多いです。

440iというのも、4と40で、4シリーズの、4リッタークラスの出力を出すということでしょうし。
少し前はターボを使わずそのまま排気量の大きいモノが多かったように思います。

価格は1106万円からとなっておりますが、4シリーズの屋根の開かないベース車(420i)が694万円からと比べるとだいぶ高いなという感じです。
ただ、屋根のあかないクーペタイプと、カブリオレの設計方法は、車種が全く違うくらい異なるといいますので、仕方がないのかもしれません。

1000万以上出すのであれば、むしろ840iカブリオレが1460万円からですので、デザイン的にも価格的にも840iを選ぶ方が良いと思います。(BMW840i,850iカブリオレは2024年で生産終了です)

440iの方が840iよりも恐らくリセールバリュー(再販価値)も下がりやすいと思います。フェラーリや、ベンツのGクラスでなければ、排気量の大きい車は下がりやすいのですが。

BMW 840i カブリオレ/BMW 840i Cabriolet(販売終了)

特徴

※2024年で生産終了しており、在庫のみの販売となっております。

840i,840d,M850,M8と4種類あります。

出力ですが、840iは普通のガソリン車で340PS、840dはディーゼル車で320PSです。
M850は530PS、M8は別格ですが625PSです。

基本的に840iについてお話します。

全長は4855mmですので、オープンカーの中では大型になります。
もともと8シリーズはBMWの中でもクーペ(2ドア)のフラッグシップモデルになります。
6シリーズのクーペはなくなってしまいました。

840iは排気量が2997ccで、これにツインターボで340PSと先ほどの440iと同じ感じのエンジンです。

車重は1900kgですので、パワーウエイトレシオ(車重÷馬力)は、5.6kg/PSですので、840iでも重いことはないと思います。
3リッターに抑えているところが維持費の面でも良いと思います。

トランク

屋根を開けたときには280リットル、閉めたときには350リットルです。
海外旅行に行くようなスーツケースも一つ、横に寝かせて入ると思います。結構、入れにくいですが。

燃費など

燃費は840iで11.4km/リットル、840dで13.6km/リットルです。

1900kgの車重でこの燃費ならば健闘しているとはいえます。

個人的には、BMWのオープンカーの中では一番デザインがカッコイイと感じます。
大きさもちょうど良いです。
このデザインは横から見たときに、とても長くて優雅な印象を受けます。

また、男性が乗っても、女性が乗ってもどちらも似合いますね。
カマロなどはなんとなく、男の子が好きそうな形、のような印象を持ちました。

おまけに排気量も3リッターに抑えられていますので維持費も安いです。
(M850iは4.4リッターです)

ファーストカーとしても使うことのできる実用性も兼ねた車だと思います。

まとめ

今回はBMWのオープンカー4人乗りについて書いてみました。

BMW自体はたくさん走っていますが、やはりオープンカーになるととても少ないです。
オープンカーという形で割と希少車種にも関わらず、BMWということで他の車種との流用パーツが多いです。
そのため修理期間が長くなるということもありません。

修理に出すのも保証期間中であればディーラで良いですし、ディーラーの店舗も多いので何かと困ることがありません。

故障についても基本的には経年劣化によるものなどが多い印象です。

保証が切れた後に、警告灯がついたりすることは当然あります。
その場合、ネットで対策を調べると、本当にヤバイやつなのか、単純にオイルが減っているだけのことだったりすることもあります。

また、専門店であれば、例えばブレーキパッドをネットで購入して持ち込みなんていうことも対応してくれます。

そのため、もし維持費を気にする場合でも、国産車に比べて何倍も修理費がかかる、ということはないと思っています。

BMWは首都高の環状線などを走ってもとてもビシっと安定して地面に張り付いてまがっていく、そんな楽しさもあります。
オープンカーは屋根がない分、ボディの剛性を高める必要があります。
高速道路などでの安定性はそういうところも影響しているのかもしれません。

この記事を読んだ方にとって何か参考になることがあると良いなと思います。

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