オープンカー4人乗りのメタルトップの特徴→トランクのサイズ注意

オープンカーの屋根には2種類あります。

一つはメタルトップと呼ばれる金属製の屋根です。
もう一つはソフトトップと呼ばれる、布製の屋根です。

ここではメタルトップ(ハードトップ)についてのメリットとデメリットについてお話します。
どちらが良いか迷っている方のご参考になればと思います。

先に一番大きな違いの結論だけ述べますと、メタルトップ(金属の屋根)のオープンカーはトランクがかなり小さくなります。
海外旅行に行く際にスーツケースを運ぶケースがある場合は、ショップで一度トランクを見せてもらった方がいいです。

メタルトップ(金属の屋根)のことをハードトップという言い方や、格納できるタイプをRHT(リトラクタブルハードトップ)などと言ったりします。
正確に統計をとったわけではありませんが、近年の車をざっくり計算すると3割くらいがメタルトップ、7割くらいがソフトトップの感じです。

近年では布の防音、防寒等の技術も進み、わざわざハードトップにしなくてもソフトトップの方が軽く、機構も多少シンプルに、かつ安価に作れることなどからソフトトップが主流になったものと思われます。

メタルトップ(ハードトップ)のメリット

防音、防犯、室温などの面で、普通の車と同等にできる

外の音を拾わない、室内の音を出さない

屋根が布になっているオープンカーの場合、車種によっては、室内の音楽がそのまま外に漏れてしまうことや、逆に外の音を拾ってしまうこともあります。
メタルトップの場合は、金属の屋根になりますので通常のオープンカーではない車と同等の防音効果が期待できます。

防犯の心配が減る

屋根が布になっていると、ナイフなどで簡単に中のものを盗まれるのではないかという心配をする人もいるかもしれません。
布でなく、金属の屋根であれば、その心配が減ると思います。

昔、カーナビが高価だった頃、布をナイフで切ってカーナビが盗まれたりという事件もありました。ただ、今ではどの車でも初めから標準でカーナビもついていますし、埋め込まれているものを外してもっていって売るというようなことをしたところであまりメリットもないと思われます。最近はそういう窃盗は少ないように思っています。

窃盗については、窓ガラスを割ればどんな車でも侵入できてしまいます。
そういう面では、見える室内にはモノを置かないというのはオープンカーに限らないと思います。

車上荒らし

室温を通常の車と同じように保つことができる

屋根を閉めて走るときに、メタルトップであれば布の屋根の車に比べると外の温度の影響は受けにくくなります。
通常の車と同等にできるといえます。

見た目ではオープンカーとわからない

メタルトップのオープンカーの場合、一目見ただけでは、「あれ?オープンカー?」と二度見してしまうこともあります。もちろん、止まってくる車をよく見れば、折りたたむための線が入っています。

また、ソフトトップの布のデザインが嫌いな人もいます。オープンにしたときはカッコイイけど、布の屋根はカッコ悪いという人にはメタルトップの車はもってこいです。

ソフトトップよりも表面が傷みにくい

メタルトップであれば、特に洗車機に入れても問題ないと思います。(車種によるかもしれませんので取説等をご確認ください)

もちろん、ソフトトップであっても、車の取説を読むとOKと書かれていることも多いのですが、ガソリンスタンドの洗車機の説明には、「ソフトトップはダメ」と書かれていたりします。

単純に金属と布の比較であれば金属の方が劣化には強いです。
私の車はソフトトップですが駐車場は地下にしていますので、太陽の光などで劣化したりしないようにしています。その点、メタルトップであれば、そういう劣化の心配は普通の車と同じレベルで考えることができるのだと思います。
もっとも、オープンカーに関わらず地下駐車場の方が車全体に対して痛みにくいということがあります。

メタルトップのデメリット

トランクが小さくなる

メタルトップは当然布のように小さくたたむことはできませんので、格納する場所を必要とします。
その分、トランクが小さくなります。

2シーター(二人乗り)のオープンカーであれば同じ車種でメタルトップとソフトトップの両方を用意している車もあります。4シーター(四人乗り)の場合は、初めから車種で分けているように思います。以下にトランクのサイズの一例をのせます。

トランクのサイズの比較

ソフトトップ

BMW 220iカブリオレ 280/335リットル(オープン時/クローズ時)
参考 クーペ 390リットル

メタルトップ

BMW 440iカブリオレ 220/370リットル(オープン時/クローズ時)
参考 クーペ 445リットル

似たサイズのものでと思ったのですが、最近のモデルのベンツはハードトップをなくしてしまったようなので、BMWの220iと440iで比較します。
BMW440iの方がボディも大きいのですが、ハードトップの場合は、ボディの小さい220iよりも60リットルほど小さくなっています。

トランクのサイズについては、セカンドカーとして使うのであれば小旅行程度のスペースだけで良いかもしれません。
ただ、メインの車としてオープンカーを使う場合は、空港まで行く際に海外旅行のスーツケースが本当に入るかなどの確認が必要です。

車重が重くなる

メタルトップの方が、その部分の重さは重くなります。重くなるということは構造的に布よりは壊れやすく、高価になることを意味します。

先ほどの車の例で比較してみます。

車重の比較

ソフトトップ
BMW 220iカブリオレ 1650kg
参考 クーペ 1490kg⇒プラス 160kg

メタルトップ
BMW 440iカブリオレ 1880kg
参考 クーペ 1680kg⇒プラス 200kg

ボディサイズが異なりますので単純な比較はできませんが、メタルトップの方がベース車両よりも重くなっているようです。
オープンカーはクーペの屋根を切ったら出来上がるものではなく、まったく別モノを作るくらいの開発技術が必要です。

屋根を切った分、ボディ剛性が落ちます。安全面についてなどもありますので、フレームを補強したりする必要があります。
そのため、オープンカーにすること自体ですでに重くなっています。

まとめ

恐らく、昔はソフトトップが防音、防寒の面などで弱いところがあり、90年代にメタルトップが出てきたのではないかと予想します。ただ、メタルトップはソフトトップよりも重くなることと、機構が複雑になるというデメリットを持っています。そのため、故障率が高くなることや、高価になりがちです。

オープンカーがセカンドカーであれば良いですが、何よりトランクのサイズをソフトトップよりも取る点が問題に思います。
そして通常のオープンカーでない車と同等の静寂性等を確保できるということが主なメリットかと思います。

あとは見た目の好みでメタルトップを選ぶという場合や、車種でもともとメタルトップしかない場合に選択するという形だと思います。

特にメタルトップを積極的に選ぶ理由はそれ以外には見当たらないというのが今回の結論です。

このあたりは好みもありますので、そのあたりは実際に試乗等をしていただき、ベストな選択をしていただければと思います。

国内旅行であればそれほど困ることはないですが、トランクの大きさは海外旅行に行く際の空港までの移動に使う時には特に影響します。
そのため、お持ちのスーツケースのサイズを測って本当に入るのか、確認してから購入される方がいいです。

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